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著者インタビュー
ここでは、自己PRも含め「よくある質問」などにお答えするつもりでしたが、当方都合により、予定していたものを変更させていただきます。先の「著者コメント」の続編ということで、制作裏話などについて書くことにいたします。いずれそのうち、「旅、そして創作活動をとおして」といった内容のことをきちんと書ければいい、というか書こうと思っております。 |
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著書とウェブの役割・存在意義
創作活動というのは、あくまで本来の作品自体に力を入れるべきであって、ネットで雑談めいたことを書いていられるなんて暇人だ、と思っていました。しかし、自分のことをテーマにしてしまえばネタは尽きないし、もちろんコスト面のみならず、何よりスピード(更新や、訂正も容易)、そして影響力において、書籍を作ることと比較して、やはり遥かに勝ることは言うまでもありません。ウェブでは、ふんだんに画像を使用でき、加えて鮮明な色で出せるのがいいです。それだけ読者サービスができ、また紙面上の制約を気にせずにすむため楽しくて気楽です。案外、読者の方々というのは、書籍では削ってしまうような「いらんこと」を読みたがるもので、それが視聴率アップになるわけです。見るようなところは、およそ見当がつきます。まずカバー、そしてカラー写真、とりあえず前記、そして後記、それで著者プロフィール、ほかコラムの雑談・余談など、その辺りでしょう。購入する際には、肝心な価格、装丁・デザインといった相性なども考慮するでしょう。資料などの情報を、立ち読みしたり書き写すのが困難と判断すれば、諦めて買っていくでしょうか。写真がいいから手元に置いておきたいという方、いいです。 |
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| モスタル |
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編集者・出版社との関係とは
編集がどうとか、オッシャル方々へ。この編集に携わってくださったのはベテラン中のベテランの方で、私にはもったいないくらい大変優秀な方でした。編集担当者ご本人は、「こういうのは校正ミス」と思われるのを分かっていながら、それでもあえて著者である私のいいようにしてくださったわけです(次のページ以降に資料をお付けいたしましたので、ご参考に。もちろん、全て公開することはいたしませんし、一部変改しております)。この著書は私個人の作品ですから。こういうことを書く人は、そんなことも分からないでモノを口にされているのかと、正直言いまして呆れ返りました。それだけのことをおっしゃるのなら、あなた様に編集をお願いします。それで著者の私を十分満足させることが出来たら、「すごいですね」と誉めて差し上げます。そこまでやらない、あるいは出来ないのであったら、発言のほうもお控えになるべきです。 |
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| モスタル |
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| そもそも、いちいち言われる筋合いはございません。言うまでもなく、人々に強制的に読ませたり、買わせたりするものではありません。読む・読まない、買う・買わない、借りる・借りない、楽しむ・楽しまない等々は、各々ご自身の意思決定にもとづいてなされるものです。カネを払う・払わない、などという意見は論外であることを、ご理解なさってください。商品とはいえ、制作・流通にかかる経費や、携わってくださる(くださった)方々への労働対価であって、もともとカネ儲けが主目的ではありません。なにやら随分と勘違いされているようで、ご自身の無知を認識すべきです。この際、考え方を改めたほうがよろしいのではないか。 |
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| モスタル |
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| ひとつ肝心なことをお教えします。本当にすごい人というのは、著者を「やる気にさせる(させた)」人のことをいいます。それも出来ずに、相手の能力を引き出せないのなら、著者(少なくとも私)にとっては単に「不要な役立たず」に過ぎず、やかましい傍観者として映るだけです。どれほど「もっともらしい」ことを口にされたところで、しょせん素人であることが見抜けますし、こちらは迷惑です。 |
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| モスタル |
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| おかげさまで、イヤになって放り出すこともなく、最後までなんとか終えることができました。真剣に没頭し、責任をもって取り組むことが出来たのも、結局のところ、編集担当者様のお気遣いに負うところが大きく、本当に感謝しております。最も嬉しかったのは、「一人前の書き手」として扱っていただいたことです。そのことによって、こちらも責任感を意識せざるをえず、またプロとしての自覚を持たざるをえませんでした。実際にはシンマイ同様、未熟な原稿だったのですが、そのようなことは相手方も分かっていらっしゃるでしょうし、それを承知のうえで引き受けてくださったところに、この出版に対する「魅力」を感じました。 |
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| モスタル |
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| 「先生、教えていただけませんか」というのは、本当は私の側だったように思います。ただ、やはり内容に関しては書き手の自分が一番よく知っています。だから、「著者に上手く配慮し、緊密に連絡を取って関係を築き、多方面で折り合いをつけられる」ご担当者に恵まれるかどうかが、とても重要でした。ちなみに、デザイナーの方との間を上手く取り持ってくださったのも、編集担当者の方です。スケジュールの管理をはじめ、終始全体を通して、編集者の方の力量に負うところが大変大きかったです。そして、東洋出版様には「天才かと思うほど」優れたデザイナーの方がおられるのを知っています。その方の尽力に言及しないわけにはいきません。私を最も満足させ感嘆させた「陰の(隠れて見えない)黒幕」的存在です。 |
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| モスタル |
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| こちらは、はじめからプロというわけではありません。年齢が若く経験の浅い者を軽視したり、知ったかぶり担当者が「大手」を振っているような出版社であったら、とてもではないけれど現在に至らなかったでしょう。私よりずっとプロであるはずの相手方も、日々試行錯誤で取り組んでおられるのではないか。作品というのは、携わる人間同士が各々対等な目線で互いの意見を尊重し、いろいろな知識や体験、知恵や創意工夫を取り入れながら仕上がっていくものだ、と教えていただいたように思います。私は、そのように実感いたしました。 |
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| モスタル |
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随分と充実した内容ですが
私もそう思います。思いもかけず書籍のサイズが当初の予定よりも一回り大きめとなり、その話を聞いた際は相手方の力の入れようがよく伝わってきました。いろいろ考えてくれているのだ、ということが分かりました。当時はまだ執筆原稿の内容のほうに気があって、非常に喜ぶことであるのですが、体裁については実のところ、具体的な関心には薄かったというか、実感に乏しく、ある時に電話で知らされ、ひょんなことであった記憶があります。 |
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| モスタル |
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| その後いただいたメールに次のようにありました。「先ほど○○がお話した「横書き」タイプのご確認をいただきたく、少々重いデータで恐縮ですが、添付いたしました。(中略)印象をご確認いただくためのものとしてご覧いただけたらありがたく存じます。申し遅れましたが、私は編集を担当させていただく◎◎です。今後何かとご連絡をさせていただきますのでどうそ、よろしくお願い申しあげます。もし、データに不都合がございましたら、ご連絡いただけませんでしょうか。月曜日になってしまうかも知れませんが、再送信いたします」と。 |
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| モスタル |
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| 本文の体裁について、A5版および横書きであることも含め、早々承諾いたしました。始めに「横書き」と聞いた時はやや抵抗感があったので即断即決とはいえませんが、間もなくすぐ納得しました。A5の横書きについて、「数字、年数、時刻、地図などが見やすくなると存じます」とのことで、確かにそのほうが適していたと思いました。 |
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| モスタル |
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タイトルについてはいかに
正式なタイトルについて検討したのも、この頃でした。実際に正式なタイトルを決定しなければならない時期で、「地球の彷徨い方」という部分は残そうという合意のもと、電話でやりとりをした記憶があります。実は、私はこれより前に他出版社に企画を伝え原稿を出したことがあって〔*〕、執筆当初、何気に思い浮かんだキーワードであった「彷徨い方」をそのまま使用したところ、「斬新なタイトルである」と評価されたことを思い出し、これを残す(そのまま使う)ことに反対はいたしませんでした。
*このことは後に、正直にちゃんと話しましたが、これといって先方から聞いてくるなどということはなく、そのことも出版社の好印象の一因でした。ちなみに、このタイトル(および原稿)をいいふうに言ってくださったところも、こちらに共感や理解をよく示してくださるとともに、質実な感じの雰囲気で悪くありませんでした。 |
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| モスタル |
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| そして、「タイトルについては以下のとおり 「バルカン半島/旧ユーゴスラヴィア ボスニア・ヘルツェゴヴィナおよびセルビア・モンテネグロ 初級編」 以上」とメールしました。その後の電話で、「これだとだいぶ長くなってしまうので、インパクトを強くしたいため、もっと短くしたい」と伝えられ、結果、現在のものになった次第です。ちょっとしたやりとりで決まってしまったことで・・・・・・。タイトルついて電話で話をしておりまして、先方の「「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア・モンテネグロ」にするのはどうか」といった問いに対して、私が「それだとテン「・」テン「、」テン「・」ではないか」と口にすると、「真ん中にポツンと黒いマル・・・・・・ナカグロではなく、「、」のことである」と。「はい。「、」ではなくスラッシュ「/」はどうでしょう? 区切りをつけるのに、ハッキリするのではないか」「スラッシュ?」「右上から左下に斜めの棒を入れる、よくガイドブックにあるじゃないですか」「・・・・・・。よし、ボスニア、中黒、ヘルツェゴヴィナ、斜め線、セルビア、中黒、モンテネグロにしよう」と。「はい、斜め線です」とお答えしました。 |
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最近、とても素敵なコメントを書いてくださっているページが目につき、それには以下のようにありました。ページ自体もとても素敵。ありがとうございました、大変嬉しく存じます。
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細道 紀行地図へと続く道。
「連合国家セルビア・モンテネグロからの分離・独立」
紀行地図の積読に「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/セルビア・モンテネグロ初級編
」:天城 桜路(著)がまだ眠っています。(実は半分読んでます)これとは別に「東ヨーロッパ「ケルト」紀行―アナトリアへの道を歩く」:武部
好伸(著)も深く眠っています。他にも「図説 バルカンの歴史 」:柴 宜弘(著)も眠っています。実はバルカンがすごく気になっています。ただ、どうバルカンの国々を向き合えばいいのか分からず、少し離れています。
ボスニアをテーマにしたCoyoteの連載「きのうの楽園」石紀美子(著)(No.9)に的確な表現があります。まさにそのとおりと思いました。
「・・バルカンの情勢を書くのは容易では無い。民族、宗教的な複雑さが原因。背景を説明するだけで非常に長くなり本題になかなか入れない。割愛してしまうと本題の意味合いが伝わらない・・・」
天城桜路さんの本は強烈です。この本が面白く、これは真剣に向き合う必要があると思い、一旦読書を中断し、前述の参考文献を買ったのですが、あまりにも複雑怪奇で元に戻れなくなってしまったのが現状。
でも何か惹かれる東欧。戻るタイミングを見計らっています。。
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*「http://hosomichi.travel-mapper.com/?eid=277177」から著者が抜粋、一部タイトルおよびデザイン・レイアウト等を便宜上変改させていただきました。
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| ポチテリ |
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「彷徨い方」の原稿は、もともと(やや変わったスタイルの)縦書きで書いたもので、このデータを使用するにあたり、文字化けしている箇所が頻繁に方々に見受けられるなど、先が思いやられました。編集の方とのやりとりで、最初にいただいたメールにあった「文字データの整理がすんでおりませんので」のとおり、思ったよりもずっと困難(面倒)を感じる羽目になりました。初校原稿を見るなり、ひとり不平不満を口にし、「なんだッ、これはァ?!」と驚き、そして落胆を感じざるを得なかったのは確かでありました。ひどい文字化けに唖然とし、正直なところ、「まったく、何もしてくれてない! 他人に任せず、全部自分でやれってことか」と自覚した次第で、多くの書籍に関った人に話しますと、「そうそう、そうだよ。そんなの結局、何もやってはくれない。それどころかむしろ、何も分かっていない人に下手にいじられて返っておかしくなってしまう。最初からまた、全部自分でやり直さなけらばならない」ということで・・・・・・。 |
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| 「これで私みたいなのでも「先生、先生」と持ち上げてもらえるわけか、そういった自覚をちゃんと持ってそれだけのことをしろ、と・・・・・・」と察した次第です。それでもバタバタと、行程はどんどん進行していきます。「今後の予定は以下のように考えております。 ****年*月*日 初校出し ****年*月*日 初校戻し(*日着便でお願いできますと大変助かります) ****年*月*日 再校出し ****年*月*日 初校出し カバーデザイン案ご提案(先生のご希望のタイプとその他計3点程度) ****年*月*日 再校戻し→最終修正 ****年*月*日頃 印刷・加工 ****年*月末 見本出し→納本 今後なにかとご連絡させていただくことが増えると存じますが、どうぞよろしくお願い申しあげます」ということでした。何といいますか、酷といえば酷です。しかし割り切って、手早く取り組みました。私自身が「仕事の遅い人間」は嫌いだったからです。<参考資料:新バージョンでご覧になれます> |
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| ポチテリ |
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| 先に「ナンモしてくれない」などと書きましたが、それだけ読みますと「そうなんだ」と思ってしまうかもしれませんが、実際には肝心なのは「その後」でした。制作にあたっては、度々貴重なアドバイスをいただきました。私が「先生」というより、本当は編集担当者の方が「先生」なのではないか? やはり、相手は「プロ」です。けれど、編集の方は自らが「先生」として振る舞うことはせず、まだ「新米」で若い私をあえて「先生」ときちんと扱うことで、著者の自尊心と上手くつき合ってくれたのだと思います。もちろん私もそれなりに、文章のことに関してはともかく、内容に関しては書いた本人である自分が一番よく知っている、それに分かっているのだと、自信と責任を持って取り組ませていただきました。結果として、一冊を仕上げるまでに、大変多くのことを学んだように思います。 |
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